資源循環の特定技能、協議会が発足|入会申請は10月末頃から
産業廃棄物・一般廃棄物の処理業者の経営者・人事担当の方へ / 2026年9月24日時点の公表情報 / 読了 約4分
この記事の結論
- 資源循環分野の「特定技能・育成就労協議会」が2026年8月27日に発足しました。
- 受入れ企業向けの入会申請フォームは、2026年10月末頃に設置される予定です。
- 入会には、協議会の「優良機関認証」を受けることが前提になります。
- 評価試験の日程はまだ公表されていません。制度の運用開始は2027年4月の予定です。
協議会で何が決まったのか
2026年8月27日、第1回の協議会がWeb会議で開かれました。環境省が主宰し、事務局は一般財団法人日本環境衛生センターです。警察庁・出入国在留管理庁・外務省・厚生労働省・外国人技能実習機構と、廃棄物処理の業界団体が参加しています。
議題は3つで、すべて原案どおり承認されました。
| 議題 | 決まったこと |
|---|---|
| 協議会の設置 | 規約・入会基準を承認。入会申請フォームは10月末頃に設置予定 |
| 行動規範 | 特定技能外国人向け・育成就労外国人向けの2種類を承認 |
| 育成・キャリア形成プログラム | 廃棄物処分業(中間処理)のプログラムを承認 |
会費については、議事概要では「今後検討していく」とされています。現時点の規約に会費の定めはありません。
受入れ企業は、いつ・何を準備すればよいか
特定技能外国人を受け入れる企業は、受入れ前に協議会の「4号構成員」として入会しておく必要があります。規約では、4号構成員は「優良機関認証を受けることなどの入会基準に基づき」入会を認められるとされています。
| 時期 | 内容 | 状況 |
|---|---|---|
| 2026年7月30日 | 受入れ機関の上乗せ基準を告示(環境省告示第36号) | 公表済み |
| 2026年8月27日 | 協議会 発足・第1回開催 | 公表済み |
| 2026年10月末頃 | 入会申請フォーム設置 | 予定 |
| 未定 | 特定技能評価試験・育成就労評価試験 | 準備中 |
| 2027年4月 | 制度の運用開始 | 予定 |
入会基準では、廃棄物の中間処理(減量化・減容化・安定化・安全化)を行っていることが条件です。処分業の許可を持つ事業者と、それ以外の事業者とで、確認する基準が分けて定められています。入会後も2年に一度、確認を受ける必要があります。
費用と受け入れ方を、社内検討用に
サービス紹介資料(PDF・23ページ)
特定技能・技能実習の費用の実額とシミュレーション、国内・海外から直接・技能実習の3つの受け入れ方をまとめています。
まだ決まっていないこと
- 評価試験の実施時期・会場・申込方法(日本環境衛生センターの支援サイトでは「準備中」)
- 協議会の会費の有無
- 入会申請の具体的な手順と必要書類
いずれも、日本環境衛生センターが運営する「資源循環分野 外国人材受入れ支援サイト」で案内される予定です。
企業の実務ポイント(今すぐ確認すること)
- 自社の業務が「中間処理(減量化・減容化・安定化・安全化)」に当たるか
- 優良機関認証の要件(優良産廃処理業者またはそれに相当すること、安全衛生の体制、ISO45001などの認証)を満たせるか
- 受け入れたい人数と時期(特定技能1号の受入れ見込数は、2028年度末までの3年間で900人が上限です)
- 10月末頃のフォーム設置後、すぐに申請できるよう社内の担当者を決めておく
よくある質問
協議会に入会しないと、特定技能外国人を受け入れられませんか?
はい。資源循環分野で特定技能外国人を受け入れる企業は、事前に協議会の4号構成員として入会する必要があると、協議会のサイトで案内されています。
入会の申込みはいつからできますか?
第1回協議会の議事概要では、2026年10月末頃までに入会申請フォームを設置する予定とされています。受付開始日は、決まり次第サイトで案内されます。
試験はいつ始まりますか?
2026年9月24日時点では、特定技能評価試験・育成就労評価試験のいずれも日程は公表されていません。
参考にした一次情報
- 資源循環分野特定技能・育成就労協議会(規約・入会基準・議事概要)
- 資源循環分野 外国人材受入れ支援サイト(日本環境衛生センター)
- 環境省「資源循環分野における特定技能制度及び育成就労制度」
- 法務省「資源循環分野 分野別運用方針」(別紙19)
執筆:富士協同組合 理事 長澤
外国人材の受入れ支援(技能実習・特定技能)に約7年従事。
富士協同組合:監理団体 許可番号 許1904000061 / 登録支援機関 登録番号 20登-005125 / 有料職業紹介事業 許可番号 11-ユ-301303
さいたま事業所:埼玉県さいたま市西区宝来1656番地28 野崎駅前ビル2F
この記事は2026年9月24日時点の公表情報に基づいています。制度の運用は変わることがありますので、最新の情報は各機関の公表資料でご確認ください。在留諸申請の書類作成は行政書士の業務です。